PR を頼むインフルエンサーを選ぶ時、まず目に入るのはフォロワー数です。ただ、フォロワー数が多くても、投稿への反応が少なければ、思ったほど見てもらえない事があります。この記事では、反応率の見方と、選ぶ時に見る点を説明します。
反応率(エンゲージメント率)とは
反応率は、フォロワーのうち、どれだけの人が投稿に反応したかを表す数字です。Instagram では、次の式がよく使われる出し方の 1 つです。
反応率 =(いいね + コメント)÷ フォロワー数
SNS によって、割る数が違う事もあります。たとえば TikTok では、フォロワー数ではなく再生数で割る出し方も使われています。別の SNS どうしの反応率は、そのまま比べられない点に気をつけましょう。
Instagram では、フォロワーが少ない人ほど反応率が高い傾向がある
フォロワー数の規模ごとの反応率を調べた海外の分析(2020〜2021 年の Instagram の投稿)では、次のような結果が報じられています。
| フォロワー数 | 反応率 |
|---|---|
| 1,000〜1 万人 | 4〜5% |
| 1 万〜10 万人 | 1.4〜2% |
| 10 万〜100 万人 | 1.3〜1.6% |
| 100 万人以上 | 0.8〜1.6% |
海外の少し前のデータで、日本の今の数字とは違う可能性がありますが、Instagram ではフォロワーが少ない人ほど反応率が高い傾向が分かります。ただし同じ記事では、TikTok では逆の結果だったと報じられています。SNS ごとに傾向が違う点に気をつけましょう。ボッコーニ大学などの研究者による研究(2024 年発表)でも、フォロワーの少ないインフルエンサーの方が、反応率が高い結果が出ています。
小さなお店や、地域の人に知ってほしいお店では、フォロワーの多さよりも、反応の多さと、見ている人がお店に合っているかを重く見ると選びやすくなります。
「ナノ」「マイクロ」などの呼び方
インフルエンサーは、フォロワー数で「ナノ」「マイクロ」などと呼び分けられる事があります。ただし、呼び方と境目は会社や媒体によって違い、決まった定義はありません。呼び方よりも、実際のフォロワー数と反応率を見て選ぶのが確実です。
選ぶ時に見る 5 つの点
| 見る点 | 見方 |
|---|---|
| 反応率 | 最近の投稿の、いいね・コメントの数をフォロワー数と比べる |
| 投稿の雰囲気 | 写真や動画の雰囲気が、お店や商品に合っているか |
| 過去の PR 投稿 | PR の投稿でも、ふだんの投稿と同じくらい反応があるか。PR 表記を入れているか |
| 見ている人 | 地域・年代・興味が、来てほしいお客様と合っているか |
| やり取り | 返事が早く、条件を 1 つずつ確かめてくれるか |
値段の目安は「インフルエンサーに PR を頼む相場」にまとめています。
まとめ
- フォロワー数だけでなく、反応率を見る
- 反応率の出し方は SNS によって違うので、同じ SNS どうしで比べる
- Instagram では、フォロワーが少ない人ほど反応率が高い傾向がある。お店に合う人を、反応と投稿の雰囲気で選ぶ
出典
- Business Insider Japan「インスタのインフルエンサーのエンゲージメント率」2021 年 4 月 29 日 https://www.businessinsider.jp/article/233821/
- ボッコーニ大学「Influencer Marketing: Why Nano-Influencers Might Be Your Best Bet」2024 年 10 月 9 日 https://www.unibocconi.it/en/news/influencer-marketing-why-nano-influencers-might-be-your-best-bet
- 株式会社 S.Line「インフルエンサーマーケティングの費用相場|フォロワー規模別の単価と費用対効果の測り方」2026 年 10 月 22 日更新 https://s—line.co.jp/influencer-marketing-cost-effect/



