飲食店がインフルエンサーに PR を頼む時の進め方

飲食店の店員が料理を出し、客がスマートフォンで撮影している様子

飲食店の PR では、インフルエンサーに実際に来店してもらい、料理やお店の雰囲気を投稿してもらう頼み方がよく使われます。この記事では、来店の前に決める事と、気をつける事を説明します。

お店を選ぶ時に SNS を使う人は多い

飲食店の情報を SNS で探す人は多いと分かる調査があります。

調査結果
Lemon8 調べ(2023 年 10 月・18〜35 歳 1,022 人・Lemon8 内のアンケート)ふだんの飲食店の情報集めは「SNS」が 67%。グルメサイトは 11%、検索エンジンは 9%
StorePro 調べ(2025 年 8 月・SNS を参考に飲食店を選んだ事がある 18〜28 歳 1,012 人)飲食店を探す時に最もよく使うのは Instagram が 52.2%。参考にするのは「お店の公式 SNS」と「インフルエンサーの SNS」のどちらかを聞くと、53.3% と 46.7%

どちらも若い人を中心にした調査で、すべての年代の割合ではありません。それでも、若い人に向けたお店にとって、SNS での紹介が来店のきっかけになる事が分かります。

来店してもらう前に決める事

決める事例
来店の日時混みにくい時間(平日の 15 時など)にする
紹介する料理新メニュー・看板メニューなど、紹介してほしい物を伝える
飲食代と交通費飲食代はお店が持つ・交通費は報酬に含む など。報酬とは別に交通費がかかる事もある
撮影してよい範囲店内・料理・スタッフ。ほかのお客様が写らないようにお願いする
投稿の締め切り来店から 7 日以内 など
PR 表記投稿に「PR」などを入れてもらう

来店の日に予約の名前で迷わないよう、予約の名前と人数も先に決めておきます。

料理を無料で出すだけでも PR 表記が要る事がある

消費者庁の運用基準では、広告になるかを判断する「対価」には、お金や物だけでなく、イベントへの招待などの「経済上の利益」も含まれるとされています。料理を無料で出して投稿を頼み、お店の考えに沿った投稿をしてもらう場合は、広告(事業者の表示)に当たり得ます。

報酬を払わず、料理を無料にするだけの頼み方でも、投稿には PR 表記を入れてもらいましょう。書き方は「PR 表記(ステマ規制)の書き方」にまとめています。

頼む流れ

  1. 紹介してほしい料理と、投稿の形(リール・写真など)を決める
  2. お店の雰囲気に合う人を探し、条件を書いて依頼する(例文は「個人のインフルエンサーへの PR の頼み方と例文」)
  3. 来店の日時・予約の名前・撮影の範囲を決める
  4. 来店してもらい、撮影する
  5. 投稿を確かめる(PR 表記が入っているか)

まとめ

  • 飲食店を SNS で探す人は多く、来店してもらう PR は飲食店に合った頼み方
  • 来店の前に、日時・紹介する料理・飲食代と交通費・撮影の範囲・締め切り・PR 表記を決める
  • 料理を無料で出すだけの頼み方でも、PR 表記を入れてもらう

出典